体温を測るための機器として体温計がありますが、イメージとしては脇の下に挟んで使用するタイプが多いです。体温を測る事で自分に熱があるかどうかを確認する事が出来ますが、直接触れる事なくセンサーを使用して測る事も可能となっています。通常のタイプではなく放射温度計の使用であり、センサーによって物体の温度を測る事が出来ます。通常の温度計と異なりセンサーを使用する事で得られるメリットですが、非接触で測定する事ができるという点が特徴です。
非接触で測れるからこそ感染症といったリスクを減らす事ができ、より衛生的によい状態で使用する事ができます。医療だけでなく食品なども非接触で温度を確認する事ができ、安全に使用できるという点が大きな魅力です。また測定するのに時間がかからず、直ぐに結果が分かるという点もあります。接触するタイプの温度計であれば測っている間、多少なり時間が必要になります。
センサーを使用した放射温度計の場合は、リアルタイムで測ることができるというのも大きな特徴の1つです。センサーが届く範囲であれば測定する事ができるので、遠い距離の物であっても測定する事が可能となります。製品製造現場など危険な箇所であっても、遠くから正しい温度を測る事ができ安全な作業に繋がります。直接物体に触れずに測定できるので、高温の物でも測定できるのも大きな強みです。
放射タイプであれば最高で3000度まで測定できる物もあり、製造現場では多く活用されています。